美味しいコーヒーの全てが、アイスコーヒーに向くわけではありません。
味覚は飲みものの温度が、体温に近いほど、捉えやすくなります。
オレンジジュースを飲んでいるとき、しばらくおいて常温になったものを飲むと、驚くほど甘さを感じた経験がありませんか。
冷たい飲み物は、味覚を感じづらくなるのです。
そして、飲みものの温度が高いほど香りがたちます。
そこで、どんなコーヒー豆の種類が、アイスコーヒーに向くのか、
【種類別:急冷式・コールドブリュー】の二つに分けて紹介します。
レシピや、いれかたは以前の投稿で紹介したのを参考にしてみてください。
急冷式アイスコーヒーにオススメの豆の種類、2つのポイント
①生産地
生産地は、テロワール(土地の味)とも言われ、収穫される国や地域によって個性が違います。
また、同じ農園でも、山の斜面の北側と南側で、微気候や土壌の違いによって変わります。
ワインが、畑ごとに等級が違いますが、そのような感じです。
コーヒーには、三大生産地とよばれる、
ラテンアメリカ、アジア・太平洋、アフリカ・アラビア
の三つの地域に、大きくは、カテゴライズされます。
スペシャルティコーヒーであれば、多くの産地がアイスコーヒーで楽しめます。
しかし、三大生産地のうち、アジア・太平洋産のコーヒーは、おすすめできません。
この地域の風味特性として、EARTHYというのがあります。
大地のようと訳せますが、マッシュルームやゴボウのような、土の香りのイメージです。
ホットで飲むと、ふっと肩の力の抜けるような、落ち着く大地のアロマがあります。
マッシュルームとゴボウのホットスープなら美味しそうですが、冷たいフレッシュジュースにすると……。
アイスのアジア・太平洋産のコーヒーは、そこまで酷くはないですが。
高校生の頃を思い出してください。
8月の帰り道、空気の抵抗を感じるくらい肌にまとわりつくような湿気の中を、自転車のペダルを踏み込んでなんとか進んでいると、突然夕立に降られた。そんな感じです。
②焙煎
アイスにすると風味が感じづらくなるため、レシピでは濃く抽出する方法を伝えました。
そのほかに、コーヒー豆を選ぶ段階でポイントが、この焙煎です。
コーヒーは基本的に、焙煎が深くまるほど、風味や感じられるコクが強くなります。
焙煎の浅い段階では、生産地の特有性が前面に感じられ、鮮やかな酸のさっぱりとしたコーヒーに仕上がります。
その反面、柔らかく繊細でボディ感に欠ける印象です。
アイスにした時にしっかりと、コクが感じられるようにミディアムボディ以上のコーヒーがおすすめです。
そのため、焙煎は、中深煎り(MEDIUM)以上のものがおすすめです。
コールドブリュー(水出しコーヒー)おすすめのポイント
コールドブリューは、熱を加えず、ゆっくりと時間をかけてコーヒーを抽出します。
そのため、コーヒーの苦味や酸味が出づらくまろやかな、甘みのあるカップに仕上がります。
この特性を活かすために、前記の①産地に加え、
酸味の少なく、さらに深いコクのあるコーヒーがおすすめです。
抽出特性により、コーヒーの酸は活かしづらいので、②焙煎をもう一段階進んだ深煎り(DARK)がおすすめです。
産地について↓
焙煎について↓
以上、異なる抽出方法2つで、
ぜひ、夏のコーヒーブレイクを楽しんでくださいね!
もっと知りたい!
ここわかりづらい…
というところがあれば気軽にコメントくださいね!
よければ、ブックマークお願い致します!
それでは、今日も良い一日をお過ごしください!
最後まで、読んでいただいてありがとうございます!
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