コーヒーの生豆の香りを嗅いだことはあるでしょうか。
麻袋から手にすくい取って見ると、小石みたいな、かすかな重みがある。
期待して鼻先を近づけ見ると、牧草のような太陽の香りがする。
が、全くコーヒーのあの魅惑的な要素はどこにもない。
そんなコーヒーの生豆は、焙煎で香りが数百種類以上に、ふくれあがります。
味わいはさらに複雑で、まだ解析されてないことも多いくらい。
焙煎による化学反応で、蛹がちょうちょになるように変化するのです。
これを、身近なものに例えると、
大豆を煎ると、きな粉になるような変化でしょうか。
そのような焙煎による味わいの変化を知ることで、自分好みのコーヒーの見つけ方のヒントにしてください。
コーヒー豆の焙煎による味わいの特徴【コーヒーの味わいを決める3つのポイント③焙煎(ロースト)
コーヒー焙煎の4つのポイント
- 時間
- 温度
- 火力
- 水分
以上の4つの要素が、お互いに影響を与え合い味わいを変化させていきます。
焙煎が進んでいくとコーヒーはポップコーンのようにハゼます。それも2回も。
一回目をファーストポップ(1ハゼ)、二回目をセカンドポップ(2ハゼ)といいます。
私たちが普段口にするコーヒーのほとんどは、
水分値が12%ほど減った状態のファーストポップからセカンドポップの間以降のコーヒーです。
浅煎り
焙煎の浅いうちは、コーヒー豆の産地本来の味わいが強く前面に出ます。
そして、はっきりとしたみずみずしい酸味。コクはライトボディ。
深煎り
焙煎が進むとコーヒー産地特有の風味から、ロースト由来の味わい(ショコラティと呼ばれるチョコレートやカラメル、スパイス)に変わっていき、スモーキーさが付与されます。酸味は失われコクは増していきます。
中煎りから中深煎り
ミディアムは産地の特徴と、ロースト由来の風味が調和したバランスのいいカップに仕上がります。
ちょうど、玉ねぎだと、生のうちは辛くみずみずしいくツンとする香りから、炒めていくと白から透明になり、辛味や香りが失われる。
そして、飴色になると玉ねぎ本来の風味はなくなり、とろみや強い甘みに変わるようなイメージに近いです。
まとめると、
焙煎 浅→深
酸味 強→弱
コク 軽→重
風味 産地の固有→ロースト由来
どんなコーヒーも、焙煎が進んだ最終的な味わいは近いです。
しかし、この特徴の変化は高品質の”高地栽培のアラビカ種”に限った話です。
ローストによる味わいの変化を知ることができたでしょうか。
コーヒーライフをより豊かに、より楽しく、過ごしてくださいね!
動画↓
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それでは、今日も良い一日をお過ごしください!
最後まで、読んでいただいてありがとうございます!
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