SCAJ初日、僕の個人的なハイライトは、
”スペシャルティコーヒーのワタル” パナマ ベルリナ農園のオーナー プリニオ・ルイス氏のセミナー
”Minimal” bean to bar chocolateのコーヒービレッジの方の男性の専門性の高さ
OLYMPUS DIGITAL CAMERA”PHILOCOFFEA(フィロコフィア)”とコーヒーカクテル
OLYMPUS DIGITAL CAMERA”ハニー珈琲”の女性バリスタとカプチーノ
”サザコーヒー”ベスト オブ パナマ (+トラディショナル)比較カッピング
OLYMPUS DIGITAL CAMERA”丸山珈琲”のコーヒーテイスティング
”ハニー珈琲”JBC永井喜美男バリスタの天才性
OLYMPUS DIGITAL CAMERA特に、
”スペシャルティコーヒーのワタル” パナマ ベルリナ農園のオーナー プリニオ・ルイス氏のセミナーと、
”ハニー珈琲”JBC永井喜美男バリスタの天才性は深く印象に残っています。
今日は、開場後すぐに聴いた”スペシャルティコーヒーのワタル” パナマ ベルリナ農園のオーナー プリニオ・ルイス氏のセミナーの内容を簡単に共有できたらと思います。
まず、”スペシャルティコーヒーのワタル”について。
”スペシャルティコーヒーのワタル”は日本を代表するスペシャルティコーヒーのインポーターで、
以前のSCAJで、ドミニカのプリンセサ・ナチュラルをエスプレッソで頂いた時、イチゴジャム(しかも粒感まで錯覚して感じられるほどの)のフレーバーが強烈なインパクトで感動して以来、生豆を購入したりと、毎年楽しみなブースの一つです。
そんなワタルで、たまたま巡り合ったのが、パナマ ベルリナ農園のオーナー プリニオ・ルイス氏のセミナーでした。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA写真の恰幅の良い男性がルイスさんです。
ルイスさんは生産者の立場から私たちバリスタに対して期待していることをとてもわかりやすくプレゼンテーションされていました。
スペシャルティコーヒーは常に 新しさ=変化 が求められる点がとても難しく、
一般的な農作物のように同じものを作り続けるだけでは、価値を提供し続けることができない。
だからこそ、リスクを取って新しい品種にチャレンジしたり、加工法、パッケージング、輸送までその全てに徹底的に追求し続けることに情熱を傾けている。しかし、生産者は土地に縛られており、新しい品種がうまく収穫できるかどうかは植えてみないとわからない。
うまく収穫できても生産性の低い品種(ゲイシャなど)の場合、高く買い付けてもらっても、結果として収益が下がる可能性がある。
しかも、最初の収穫まで三年ほどかかるのである。
コーヒー栽培には、そこに精通した人間が必要不可欠で、ほとんどの農家が一生涯、コーヒー栽培に関わって生活していく。
だからこそ、そこで生活していく農家のチャレンジ(リスク)に見合った対価が必要である。例えばベスト オブ パナマのような。
しかし、その努力の成果として奇跡的に素晴らしいコーヒーが収穫されたとしても、品評会に選ばれるようなコーヒーは、同じ農園でもごくわずかである。
だから、一見とても高く思えるコーヒーでも、農家のたくさんの努力の、奇跡のひとしずくなので、理解して欲しい。
そして、それを飲んでくれる人に伝えられるのは生産者ではなく、ロースターやバリスタなのです。
ですから、情熱を持ってコーヒーと接し、その情熱をお客様と共有すること。そのフィードバックや、求められることを、また生産者にも伝えて欲しい。
とのことでした。
まだまだバリスタとして知らなければならないことの多さや、
理解することを怠らないこと、改めて感じさせてくれた最高のセミナーでした。
僕にできることから、小さいことでもずっと続けて行きます。
もっと知りたい!
ここわかりづらい…
というところがあれば気軽にコメントくださいね!
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それでは、今日も良い一日をお過ごしください!
最後まで、読んでいただいてありがとうございます!
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